前期:森田ゼミ〜哲学③〜
お疲れ様です。今回は前回と前々回にやってきた哲学についてのまとめとなります。
この日も須長先生にお越し頂き、前回の補足や自分たちのブログに関しての感想・さらに掘り下げた内容といったことをお話して頂きました。
その中で自分が一番印象に残った話が「答えのない問いに答えを出さず問い続けるのは安全な殻に閉じこもっているようなものだ」というものでした。
この話を聞いて、確かに自分も複数の答えがある、もしくは逆に答えがないような状況に置かれた時(特に大学に入学して以降)、考えるだけ無駄だと思考を放棄している場面が多々あるなぁと実感しました。
なので「問いを立てること」はとても大事であり、加えてどんな語り手の情報も不完全なので自分の思考を足すために「適切に問いを立てること」も大事であると、この時改めて理解しました。また「問いを立てる」といっても、一つの答えにしがみつく必要はなく語り合うことでお互いの思考を分解していくことが大切だと言われてなるほどなぁと思いました。
余談ですが、この翌日にとあるSNSサイトで「答えのあるグループワークなんてただクイズをやってるだけだ」という意見を見て、なるほど、一つの答えにしがみつくとそうなるのか、と感じました。
その後に、須長先生は「利己主義」に関する問いに対してどのような結論を持ったかを語って頂きました。
その中で「全てを説明できる理論」というのはおかしい!という言葉がでてきました。大事なのは「正しいという証拠」ではなく「間違っている証拠」、つまりどんな事例があったらこの理論は間違っていると言えるかという基準(反証)が必要なのだとか。この反証ができないと概念だけが拡張していきモヤモヤとしたものになってしまうのだそうです。
確かに自分達がグループワークでやってたとき「この場合は利己主義ではない」という事例を出していなかったため、「あれも利己主義これも利己主義…あれ?そもそも利己主義ってどこまでが利己主義なんだろう?」となってたましたね…
つまり、「どのような回答が与えられれば答えられたことになるかが分かる問い」が「まともな問い」であると言えますね。今回のグループワークではこのように反証ができていなかったので、今後はしっかりと「まともな問い」を立てられ答えられるよう意識していかないとなと思いました。
そして須長先生のお話を終えて、残った時間で新しい(体験・経験を通じて成長できる人ってどんな人?という)課題をいただいたので、それについてグループワークをしていたのですがどうにも内容がまとまりませんでした。
そこで先生から「体験・経験ってどういったもの?」「そもそも成長ってどういうこと?」ということについて考えてみようとアドバイスをいただきました。この時、ついさっき「まともな問いを立てること」を意識していかないと思っていたのにもう自分がそのことを意識できていなかったと気付かされました。
そこで今度は「成長ってどういう意味?」ということについて話し合っていたのですが残念ながら途中で時間がきてしまいイマイチまとまらずに終わってしまいました。なので次回以降のグループワークでこうした反省点を活かしていければなと思います。
須長先生、誠にありがとうございました。とても貴重な体験になりました。
次回のテーマは「旅」ということで、自分はあまりこういったものと縁がない生活をしてるので色々と心配ではあるのですが今回のテーマで学んだことをしっかりと活かしていきたいと思います。
それでは今回はこの辺で。
御拝読ありがとうございました。