2年前期:第2回ゼミ活動〜最悪の旅とは〜

本日2本目の投稿となります。こちらでは7月2日(月)に行われた第2回ゼミ活動の内容を振り返りたいと思います。


この日のゼミで扱ったテーマは「最悪の旅」でした。「いつ・どこで・だれが(だれと)・何があった・なぜ・どのように」といった5W1Hを踏まえつつ、グループに分かれてそれぞれ最悪の旅を想定しました。


最初自分たちのグループでは、まずどのような状態が最悪なのかを話し合いました。そこで出た結論としては「せっかくの旅なんだから楽しめなければ最悪」といったものでした。その考えを元に、各自どういった要素がそうした最悪の旅を引き起こすのかを書き出していきました。

そうしてできたものが、「卒業旅行で自分がとても行きたかったパリに、クラスのあまり仲良くない人と成り行きで行くことになったが、当日二日酔いで寝坊して飛行機に遅れた挙句パリで荷物を盗まれて観光どころではなくなった」というストーリーでした。


しかし、先生から「それは本当に最悪なのかな?」という質問を投げかけられて、確かにこれだとその一瞬は不幸な目にあっているけど、将来的には笑い話になる程度だなと思ったので、より最悪の展開はどのようなものだろうとさらに深い部分を話し合いました。

その結果今度は、「将来的にも悪い影響が出たら最悪だよね」ということになり、では将来的に影響を与えると言ったらどういうことがあるのかを考え、話し合いました。

そこでまとまったストーリーとしては「第一志望だった企業の内定を貰ったあとに卒業旅行で仲のいい友達とハワイに旅行に行ったが、ハワイでバンジージャンプをしているときに事故に遭い一生治らない怪我を負ったので、第一志望だった企業の内定も取り消しになる」といったものができあがりました。


ここで、最初に考えた旅と比較してみると、最初の方は「小さい不幸が積み重なっている」旅であったのに対して、2回目の話し合いでまとまった旅では「有頂天から失意のどん底まで一気に落とされる」といった感じで、「細かい不幸はないが、1回の不幸が重すぎる」のが最悪の旅であると結論付けました。


また、もう1つのグループは「旅行中に犯罪グループのトラブルに巻き込まれて旅先の刑務所に捕まり、日本に帰れない」といったもので、どちらかと言えば精神的に最悪な旅を想定したんだなと感じました。

その点で比較しても、自分たちのグループはどちらかと言えば肉体的に最悪な旅を想定していたので、そうした考え方の違いも大事なんだなと気付かされました。



この活動を通して私が学んだことは2つあります。

1つ目は「定義付けをすること」です。

上述しました通り、異なるグループ間で見ても「肉体的に最悪な旅」か、「精神的に最悪な旅」かで分かれますし、同じグループ間でも「小さい不幸(エラー)に焦点を当てる」か、「回数よりも不幸(エラー)の質を重要視する」かで対応も対策も変わってくるので、「どういったことが最悪と言えるのか予め自分の中で定義付けて、仮説を立てる」ことが大切だということを学びました。


2つ目は「最悪を見極めること」です。

これは特に難しいことではなく、細かいエラーに本当に本質があるのか?といった考え方です。

また、こうした見極める力をつけるためには、どういう仕組みで成り立っているのかを考えることが大事だそうです。そうすることで引き出しが増え、その事についての課題が見極められるようになるからだそうです。



〜まとめ〜

・物事の仕組みを考える力をつけることは課題解決することにつながる

・物事の本質は細かな部分よりも大枠の方に存在している



また、今回ゼミ活動を行うに際して、「相手を思いやった行動」についても色々と教わりました。

例えば、グループワークで付箋に何かしら単語等を書く時は太ペンで書くことで要素をしっかりと分解できる、プレゼンなどにおいては予め情報を構造化する(冒頭で「ポイントは〇点あります」と事前に伝えておく)といったものです。

こうした相手を思いやった行動は、相手の気持ちをしっかりと理解していないとできないので、そのためにもやはり人間を観察するということは大事なのだと改めて気付かされました。



こんなところで第2回ゼミでの活動報告を終わりたいと思います。

最後まで拝読してくださり誠にありがとうございました☺️