前期:森田ゼミ〜哲学③〜

お疲れ様です。今回は前回と前々回にやってきた哲学についてのまとめとなります。


この日も須長先生にお越し頂き、前回の補足や自分たちのブログに関しての感想・さらに掘り下げた内容といったことをお話して頂きました。

その中で自分が一番印象に残った話が「答えのない問いに答えを出さず問い続けるのは安全な殻に閉じこもっているようなものだ」というものでした。

この話を聞いて、確かに自分も複数の答えがある、もしくは逆に答えがないような状況に置かれた時(特に大学に入学して以降)、考えるだけ無駄だと思考を放棄している場面が多々あるなぁと実感しました。

なので「問いを立てること」はとても大事であり、加えてどんな語り手の情報も不完全なので自分の思考を足すために「適切に問いを立てること」も大事であると、この時改めて理解しました。また「問いを立てる」といっても、一つの答えにしがみつく必要はなく語り合うことでお互いの思考を分解していくことが大切だと言われてなるほどなぁと思いました。


余談ですが、この翌日にとあるSNSサイトで「答えのあるグループワークなんてただクイズをやってるだけだ」という意見を見て、なるほど、一つの答えにしがみつくとそうなるのか、と感じました。


その後に、須長先生は「利己主義」に関する問いに対してどのような結論を持ったかを語って頂きました。

その中で「全てを説明できる理論」というのはおかしい!という言葉がでてきました。大事なのは「正しいという証拠」ではなく「間違っている証拠」、つまりどんな事例があったらこの理論は間違っていると言えるかという基準(反証)が必要なのだとか。この反証ができないと概念だけが拡張していきモヤモヤとしたものになってしまうのだそうです。

確かに自分達がグループワークでやってたとき「この場合は利己主義ではない」という事例を出していなかったため、「あれも利己主義これも利己主義…あれ?そもそも利己主義ってどこまでが利己主義なんだろう?」となってたましたね…

つまり、「どのような回答が与えられれば答えられたことになるかが分かる問い」が「まともな問い」であると言えますね。今回のグループワークではこのように反証ができていなかったので、今後はしっかりと「まともな問い」を立てられ答えられるよう意識していかないとなと思いました。



そして須長先生のお話を終えて、残った時間で新しい(体験・経験を通じて成長できる人ってどんな人?という)課題をいただいたので、それについてグループワークをしていたのですがどうにも内容がまとまりませんでした。

そこで先生から「体験・経験ってどういったもの?」「そもそも成長ってどういうこと?」ということについて考えてみようとアドバイスをいただきました。この時、ついさっき「まともな問いを立てること」を意識していかないと思っていたのにもう自分がそのことを意識できていなかったと気付かされました。

そこで今度は「成長ってどういう意味?」ということについて話し合っていたのですが残念ながら途中で時間がきてしまいイマイチまとまらずに終わってしまいました。なので次回以降のグループワークでこうした反省点を活かしていければなと思います。


須長先生、誠にありがとうございました。とても貴重な体験になりました。




次回のテーマは「旅」ということで、自分はあまりこういったものと縁がない生活をしてるので色々と心配ではあるのですが今回のテーマで学んだことをしっかりと活かしていきたいと思います。

それでは今回はこの辺で。

御拝読ありがとうございました。


前期:森田ゼミ〜哲学②〜

今回は前回に引き続き哲学について活動していきました。

また、この日は公開ゼミとなっており二年生も何人か見学に来ていたのですが皆話を聴けていてしっかりしている子ばかりだなと感じました。



では本題に入りまして、この日は須長先生にお越しいただき哲学に関して「問を立てることの重要さ」や「問を立てるコツ」を講義してくださいました。

問を立てることに関しては「多くの人は1+1=2と答えるがそもそもなぜそうなるのか、例えば棒があったとしてそれを半分に折ってもそれは2になるのではないか?」という感じで、疑問を持つことで思考力を支えることに繋がるのだそうです。またこうした思考力を鍛えることは将来自分とは異なる価値観を持った人と自分を結びつけるために必要な能力らしいので今後は積極的にそうした疑問を持っていきたいと感じました。

そもそも知識は一度身につけてしまうと自分の中から捨て去ることができなくなってしまうので、歳をとるにつれて思考が凝り固まって頑固になってしまいます。そうした凝り固まった思考を分解するために自分自身を揺さぶる必要があるという点で問を立てることはとても重要なのだとか。


問を立てるコツに関しては四つポイントがあって


・具体化:相手の発言を自分の思考力と想像力で膨らませる


・展開:相手の発言が正しいとしたら何かおかしなてんがでてこないかを考える


・前提:相手の発言はどのような前提からくるのか考える、確認する


・移植:相手の発言は、今とは違う別の状況でも当てはまるのか考える


があるそうです。特に具体化においては、相手の発言は単なる素材に過ぎないので肉付けが必要なのだとか、確かにこれは思考力が鍛えられますね…



そしてこれらの話を聞いたあとそれぞれグループに別れて利己主義について話し合いました。

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(今回はグループ内でグラレコをしてくれた人が居たので自分達の意見が見返しやすく話し合いがスムーズに進みました)


自分達のグループでは利己主義は正しい派として意見がまとまり、「利己主義の中に利他主義が存在する」という結論が出たのですが、他のグループの意見を聞いているとこれとは真逆で「利他主義の中に利他主義が存在する」という結論がでたグループもあったのでとても興味深かったです。

やはり、自分とは違う価値観や考え方をしてる人の意見を聞くことで新たな疑問が湧いてきてそれが思考力を鍛えるきっかけになるのだなとこの活動を通して実感できました。



最後に、普段の講義ではここまで深い内容には触れられなかったと思うので今回こうした機会が得られたのは大変ありがたかったです。次回以降もしっかりと色々なことを学んでいきたいと思います。

それでは今回はこの辺で、御拝読ありがとうございました。





前期:森田ゼミ~哲学①~

新年度初の投稿になります。

 

今年度から一つのテーマを三回にわけて活動していくみたいで、今回はそのうちの一つ「哲学」について活動を行いました。

また、この日は森田先生のお知り合いである神戸女子大学家政学部准教授の貝増さんにお越しいただき、自己紹介も兼ねて貝増さんのこれまでの人生を語っていただきました。

その紹介の中で貝増さんは多くの国に訪れて仕事をされていると紹介がありました。それを聞いて、「なぜ海外で仕事をしようと思ったのだろう、モチベーションは何だったのだろう」という疑問が強く湧きました。正直自分はあまり海外での勤務に興味がないので、こういった外国勤務を重視している方の思考というものが気になるのですが、残念ながらこの日は質問が思い浮かばずこの辺りについて聞けなかったので今後機会があれば質問していきたいと思いました。

 

 

話し合いの後は今回の本題である「哲学」についての活動を行いました。

三回あるうちの一回目となる今回は、利己主義に対して異なる価値観をもつ二人の対話文を読んで、与えられた問に対して個人の考えをまとめあいました。

あたえられた問とそれに対する自分の考えは以下の通りです。

 

①利己主義についてどのような感想を持ったか。

→自分は元々「いかに他人を助ける行いでもそれは単なる自己満足でしかない」と考えていたので利己主義に関してはある種の共感を抱きました。

 

②その理由は?

→例えば、電車の中でご老人が座れず立っている時に自分が席を譲れる状態なら譲るのが必ず正しいといえるのか。もしかしたらご老人は健康のために座らず立っているのかもしれない、あるいは年寄り扱いされると傷つくかもしれない、そうは考えられないか。確かに電車マナーの一つとして譲り合いの精神が大事だといわれているし実際そうした行いは客観的に見て美徳であるが、そうした親切心は基本的に相手の気持ちよりも自分の中の道徳心や満足感を満たすためという部分が大きいのではないかと考えるからです。

というかそもそも「情けは人の為ならず」なんて言葉があるくらいですからね、他人に対しての行いは結局自分のためだと昔の人も言ってますしそういった意味でも利己主義には共感を覚えました。

 

③利己主義は正しいと思うか。(正しいと思う場合、利己主義を認めてしまうことで我々の倫理や道徳がどうなるかも述べよ。正しくないと思う場合、なぜ正しくないかの反論を述べよ。)

→これに対しては、個人の観点から見ても組織の観点から見ても利己主義は正しいと感じます。

個人としての利己主義に関しては上述した様に、他人に対しての行いは全て自分のためになるという考えから、在り方としては正しいと感じます。組織としての利己主義は、お互いが利己主義を主張し合ったら組織として成り立たないのでは?とも思えますが、現実には相手に合わせるなど上手く調整することで組織として成り立たせてる人がほとんどです。こうした相手に合わせるという行為も結局は自分のためだと言えると私は考えるので利己主義は正しいと考えます。

しかしそうすると確かに問題もあって、相手に合わせることが当たり前になると自分を殺してしまうことも考えられます。つまり自分で考える力を失ってしまうということです。

実際最近の若者にはそういった思考力が欠如しているなんて言うニュースもよく聞くのでそういった問題の背景にはこうした利己主義の考え方が関係しているのではないかと感じました。



正直自分はまだこうした哲学に関しては知識が足りてないと感じているので次回以降の活動でしっかりとそうした知識も学びつつ価値観について考えていきたいと思います。

それでは今回はこの辺で、御拝読ありがとうございました。


 

 

 

 

 

 

 

東京研修③ 〜えがこう!〜

お疲れ様です。今回は東京研修で最後に訪問させていただいたえがこう!さんで学んだこと等について記事にしていきます。

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東京研修二日目、この日は午後からえがこう!さんのワークショップに参加させていただきました。ちなみに画像に写ってる立て看板君にお出迎えして頂きました、可愛かったので思わずパシャリ。


ワークショップでは日高さんという方にお越しいただき、主にグラフィックレコーディングについてのワークショップを行っていただきました。

グラフィックレコーディングとは会議等での議論やその流れを視覚化し、他の参加者に共有する手法のことです。グラフィックレコーディングを行う利点としては、参加者の思考発話内容をリアルタイムで分かりやすく伝えることが出来るので、スピーディーな意思決定や発想の広がり、共創へつながるというものがあります。

そのため現在ではビジネスの場でも活用されているスキルになっています。



ちなみにこのスキルは社会だけでなく学校生活においても活用できます。

多くの場合、学校の授業(講義)では先生(教授)の説明は文字だけの板書もしくはレジュメだと思います。それをただノートに箇条書きで整理している場合、文字だけの説明だと関係性や構造がつかみにくい、問題点を見つけにくい、資料を作る時は別途図解を用意する必要がある等の問題が出てきます。しかし絵にして整理することで、関係性の理解を早められ、抜け漏れ矛盾を発見しやすく、資料の図としても展開しやすくなるといった感じで普段より楽にノート整理をすることができます。

自分もテスト前とかに文字だけでビッシリ埋まってるノートを見ると気が滅入ってしまうので、こうした書き方もありだなと思いました。



では絵にするとどんな時に効果的になるのでしょうか、それについて見ていきましょう。


複雑さを解きほぐす

時間軸やto doなど、入り組んでいる事象を計画できる

※複雑なまま出すのはNG


イデアを生み出す

オープンなアイデアブレストを行うことで、ユーザーの行動と悩みをその場で見つけられる


情報を俯瞰共有する

優先順位やセグメントを一目で分かるようにできる

また、そうすることでユーザーインタビューする際に無駄がなくなる


とのことです。こうしてみるとペルソナ作りにとても役立つスキルだなぁと感じますね。


そして次に可視化の定義についてお話を伺いました。

可視化の定義は五つに分けられていて、


パーソナル・グラフィック

(ex:スケジュール)

→自分の頭の中で考えているものを図や絵でアウトプットする方法


ノート・テイキング

(ex:ユーザーインタビュー)

→聞き取った内容を視覚化していく方法


グラフィック・レコーディング

(ex:ブレーンストーミング)

→聞き取った内容に基づいて議論を可視化する方法


グラフィック・ファシリテーション

(ex:会議)

ファシリテーターとして描きながら複数人と議論、対話する方法

レコーディングとファシリテーションは、対話の空間をより良いものにするという最終目的は同じですが、レコーディングは議論の全体を記録するのに対してファシリテーションは重要な場面で影響力のあるグラフィックを描けることが重要になるという違いがあります。


ストラテジック・グラフィック

(ex:パンフレット)

→ある主張やテーマに沿って効果的な伝達を狙って分かりやすく視覚化する方法



があるそうです。

そして可視化スキルにおいては、描くイメージするまとめるの三つのポイントが必要だそうです。

描くでは感性や行動を表す人物、住み分けを表す吹き出し、理解を深める矢印、状態を表すアイコンといったビジュアル言語が必要です。

イメージする時は目的を把握して、どう表したら伝わるのかを考える必要があります。

まとめる時は聞きながら流れをまとめる(フォーマットは大きくわけて三つにする)必要があります。




この話を聞いて、可視化するにも目的ごとに定義が異なっているのを知って驚きました。

また、可視化する際「絵」と「図」では目的が異なるということもこの時知りました。

絵だと共有を生み場の活性に繋がるのに対して、図では構図がわかり理解を促せるので何をどう描くかの取捨選択は目的次第というわけです。



そして言葉をビジュアルにする時にはポイントがありまして

関係性で表す(この絵はどこの流れと繋がっているのかを明確に)

ビフォーアフターをしっかりと

シンボルで表す

が大事だそうです。


その点を意識して、今回の研修の流れを一通りの絵で表したものがこちらです。

関係性を表し自分が重要だと思った部分は強調する、見やすい記事というのはそういったものなんでしょうね


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とにかく誰が見ても分かる!を意識することがグラフィックレコーディングを行う際に大事なことなんですね。今後はその辺をキチンと意識できるようにしていきたいです。




というわけで、この二日間色々な学びがありました。今回の研修で学んだことを残りの学生生活やインターン、そして就職した後にも役立てていければなと考えています。


ではではこれをもちまして東京研修でのブログを締めくくらせていただきます。

御拝読ありがとうございました。



東京研修② 〜インフォバーン〜

お疲れ様です。前回に引き続き今回も東京研修について記事を書いていきます。

今回はインフォバーン様についての記事になります。


ちなみにインフォバーンさんのオフィスでは席指定のない(フリーアドレス)状態だそうですが、これには利便性があるというメリットと、特定の人としかコミュニケーションをとらなくなるというデメリットがあるのだとか

そう考えると職場の席は指定しておいた方がいいのか自由な方がいいのか中々難しいものですね


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話を戻しまして、東京研修初日の午後、自分達はインフォバーンさんのところへ訪問させていただき、田汲さんと川田さんのお二人から色々なお話をしていただきました。


まず田汲さんの方では、インフォバーンの概要とマーケティングに関するお話をしていただきました。

インフォバーンの概要に関しては、前回福岡大学にお越しいただいた際にある程度伺っていたので今回は割愛させていただきます。

なので今回は主にマーケティング関連の話をまとめていきたいと思います。


田汲さんのマーケティングに関するお話を聞いてのまとめは以下の通りです。


コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、視聴者にとって価値のあるコンテンツを制作・発信し、顧客のニーズを育成・購買を経て、将来的にファンとして定着してもらうことを目指す一連のマーケティング手法のことである。簡単に言うと良いコンテンツを作ろう!ということだ。

そしてこの手法を成功させるにはエンゲージメントを獲得する必要があり、エンゲージメントを獲得するには以下の手順を通す必要がある。


⒈話をよく聞く

→相手からの話を良く聞き、情報を引き出すことでターゲットについて考えることが出来る


⒉嘘をつかない

→情報を伝える時は正確に伝えなければ信用は得られない


⒊相手のツボを抑えるギャップを作る

→相手の好みに合わせ、相手を魅了させる



ちなみにこのコンテンツマーケティングの成功例として、ライオン株式会社が運営してる「Lidea」や、株式会社クラシコムが運営してる「北欧、道具の暮らし店」などがあります。

これらのサイトでは、ターゲットの層が何を必要としているかを考えた上で様々な商品やサービスを紹介し、ファンの育成をしています。また、単に商品を紹介するだけでなく、その商品に関してよくある悩みなどについても紹介されているのでそういった点が消費者に好まれるのだと感じました。


正直相手の好みに合わせて情報をカスタマイズするなんてとても高度なものだと思うんですよね…そうした能力も磨いていかないとなぁ…




さておき、田汲さんのお話の後は川田さんからIDL等のお話をしていただきました。

その中で印象に残ったもの以下の通りです。


言語化

これは自分達も最近行っていた上位下位関係分析に関してのお話で、事象を言語化する時は語彙力がないと適切な言語化ができない、なので引き出しをしっかりと増やそう!というものでした。また、言語化する時はしっかりと伝わるような表現で、具体的に言うと横文字ばかりの表現にしてしまうことで正確に伝わらなくなることがないように注意する必要があるとのことです。


ブランドコミュニケーション

ブランドコミュニケーションとは、企業が伝えたいそのブランドにはどのような価値があるのかを消費者に伝える活動のことで、この活動においてプロモーションが変わるということは軸がないということである。なのでどういう軸にするかをしっかりと固める必要がある。


分析対象を絞る

物事を分析する時、全ての事象を観察・分析するのは不可能なので、自分たちは何を分析しているのかという対象をしっかりと絞り込む必要がある。



また、川田さんはペルソナを作る時だいたい二ヶ月半〜三ヶ月程度で完成できるそうです。やはりペルソナや上位下位関係分析を早いペースで作成するにはこうした分析対象の絞込みが大事なのだなと感じました。



自分も今後はこうした点に意識してペルソナ等の作成をしていければなと思います。



ではでは、インフォバーン研修での記事はこの辺で

えがこう!さんの記事もできれば今日中に書こうと思います。

御拝読ありがとうございました。


東京研修① 〜Google〜

お疲れ様です。今回は二月の二十二、二十三日にゼミで行われた東京研修について書いていきたいと思います。
ちなみに研修先にはGoogle様、インフォバーン様、えがこう!様の三社に訪問させていただいたのでそれぞれ記事にしていきたいと思います。

まずはGoogle様を訪問させていただいた時の記事から


研修初日、この日は朝十時に六本木に集合ということでそこそこ眠そうな人もチラホラ居ましたが、中には集合場所から東京タワーが見えるということで何人かテンションが上がって写真を撮っている人も居ました。まぁ自分もそのテンションが上がってた内の一人なんですがね

また、集合場所は六本木ヒルズにある<巨大クモ・ママン>の近くだったのですが、流石と言うべきか自分達以外にも修学旅行生と思われる高校生や大学のサークル、そして社会人など多くの人が集まっていたので朝早い時間でもそこそこ賑わっていました。


そして全員が集合した後に社員である山下さんの案内でGoogleの社内を見学させていただきました。

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社内には各階層至る所にミーティングルームがあったのですが、雰囲気は堅苦しいものではなく、むしろ部屋の名前が特徴的等遊び心があって居心地の良さそうな空間でした。


また、Googleではどんなことにも意味(テーマ)を持たせているそうです。
例えば食堂では、手前に主食を置いてしまうと主食しか取って行かない人が居るので、手前に野菜を置き、奥に行くほどカロリーの高いものを置くといった工夫がされています。そうすることで社員が栄養を偏らせることなく食事できるとのこと。
なるほどなぁ、と社内を見学しただけで既に色々と考えさせられました。



そして一通り見学が終わったら、ミーティングルームを借りて山下さんに質疑応答をしていただきました。その中で特に印象に残ったものは以下の内容でした


活動内容
Googleでは特に機械学習に力をいれているそうです。
機械学習とは人工知能の一つで、人間が自然に行っている学習・活動をデータをもとに分析し、人間と同レベルの思考回路を機械に与えたり、過去の類似したパターンをもとにその人の人間性を判断するといったもので、身近な例で言うと音声認識(Siri)や自動運転、翻訳や医療診断などがあります。
Google機械学習に力をいれている理由としては、Google社の売上の大部分は広告による収入であるため、より消費者(視聴者)にとって意味があり届きやすい広告を作るためこうした機械学習が必要なのだとか。
なので今ではYouTubeなどの広告も秒数を変化させて何秒の広告なら視聴者は我慢出来るか、その視聴者はどういった広告を求めているかを分析しているそうです。確かにちょっと前までは三十秒の広告とかがよく流れていていつもスキップしていましたが、最近では六秒ぐらいの広告しか流れないので特に気にしなくなりましたね。

また、この機械学習という考え方はペルソナを作成する時と同じような方法が用いられているので分析方法など参考にできるのではと感じました。


Googleの制度
次に驚いたのがGoogleの社内制度でした。Googleではフレックスタイム制が導入されていたり、有給休暇を取るのに上司の許可が必要ないため有給取得率が高かったり、女性の産休や男性の育休がしやすい環境だったりとおおよそ自分が抱いていた企業のイメージとは異なるものでした。
しかし、フレックスタイム制でいくら時間に縛りがないからといっても周りへ配慮をしないわけではありません。出勤や退社する時間は伝えるし、会社に来れない時でも自宅等で自分の仕事をやるなどメリハリを持ったうえでそうした自由が与えられているそうです。つまり責任を果たしてこその自由だということです。
また、有給休暇や育休・産休に関しても、女性だから男性だから云々ではなく、それが当たり前であるという認識を全員が持つことでしっかりと休みやすい環境になっているそうです。実際、こうした休みをとらせないと万が一誰かが退職した時にその抜けた人の穴を埋められず結果自分達が困るということになるのだとか。こうした認識がもっと広くに行き渡って欲しいなと切に感じましたね。


新しいものを生み出しているわけではない
質疑応答を通して、Googleの実態としては新しいもの生み出しているわけではないと言うことを聞いた時割と驚きました。Google程の大企業なら常に新しいものを生み出しているのだと思っていたからです。例えばgmailなんかも、Yahooの技術を改良したものなんだとか
Googleでは0から1ではなく1から10、10から100を重視しているそうです。つまり必ずしも革新である必要はないということです。



また、Googleのことだけでなく山下さん自身の就活談やGoogleで働く楽しさなど色々なことを聞くことができました。そうした話を聞いていると、やはり今は昔と比べてインターンなど職場の雰囲気を知ることができる機会が増えてるのでそうした場を活用していくべきだなと感じました。
とりあえず三年生の夏休みには絶対一箇所はインターンに行くぞと思ったはいいものの果たして実行するのだろうか…


そしてなんやかんや話をしていたら気がつくとあっという間に二時間が経ってしまいました。正直大学の講義より早く感じられたのでもう少しお話を聞いていたかったなとも思いましたが残念ながらGoogleでのお話はここまでということで。
本当にためになる二時間でした。


ということでGoogle研修でのブログはここまで
御拝読ありがとうございました。



映画感想①:千と千尋の神隠し

この記事にはネタバレが含まれています



どうもお久しぶりです。春休みが始まってから2週間ほど経ったのですが、基本毎日何かしらやることがあるせいで時の流れがとても早いです笑

けどまあ忙しいと言ってもせっかく春休み二ヶ月あるんだし、息抜きがてら何かしらブログ書きたいなぁと思い映画の感想でも書いていこうかなと思いました。ちなみに不定期でやっていくつもりなのでもしかしたらこれが最初で最後の感想ブログになるかもしれません笑


ということで早速今回観た映画の紹介から


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今回私が観た映画は「千と千尋の神隠し」です。選んだ理由はまあブログ一本目ですし、見慣れたものの方がやりやすいかなぁと思いこれにしました。

千と千尋の神隠しは2001年に初公開され、その後七ヶ国で公開、さらには2016年に国内で行われたジブリ総選挙で一位に選ばれ、全国五ヶ所で再び公開される程の人気を博している映画です。

ちなみに、主人公である千尋千尋のお父さんにはモデルとなった人物がいるそうなので気になる方はその辺も調べて見てください。映画を観た後にそういった制作秘話や裏話といったものを知ると、また新しい楽しさが生まれますよ。


さてさて話を戻しまして。

千と千尋の神隠しのあらすじは


主人公である千尋は両親と車で引越し先に向かってる途中、道に迷ってしまい怪しげなトンネルの前に辿り着きます。千尋はトンネルを潜ることを嫌がりましたが、一人置いていかれるのが嫌で結局ついていくことに。


トンネルを潜った先は原っぱ広がっていて、お父さんはテーマパークの残骸だと一人納得します。そして、ふと食べ物の匂いがしたのでさらに奥に進むと無人の街に辿り着きます。そこで美味しそうな食事が目につきお父さんとお母さんは矢庭に食事を食べ始めます。千尋は早く帰ろうと言い迫りますが、両親は耳を貸しません。仕方なく千尋は辺りを散策し始め、油屋の近くで謎の少年と出会う。少年から命令口調ですぐに帰るよう言われて気を悪くしつつ両親の元へ戻ると、なんと両親が豚になっていました。実はこの地は神々が集まる世界で、両親が食べた食事は神々に対してのものだったのです。それを無断で食べたため両親は豚に変えられたのですが、当然千尋はそのような事情を知る由もなく。パニックになった千尋はその場から逃げ出し人目(神目?)の付かない場所に隠れていました。そんなパニック状態の千尋を助けたのは先程出会った少年でした。彼の名はハクと言い、この世界では仕事を持たない物は豚などに変えられてしまうということを千尋に説明します。そしてハクからの説明を受けた千尋は油屋に連れて行かれ、そこで油屋の主人である湯婆婆になんとか働かせてもらえるよう頼み込みます。仕事を貰う代償として千尋は本名を奪われ、新たに「千」と名付けられました。


働き始めの頃の千は消極的な上、周りから冷めた目で見られていたためとても肩身の狭い様子でした。唯一の味方だと思っていたハクからも「無駄口を聞くな」と冷たくあしらわれたため、酷く傷つきます。

しかし、朝従業員が寝静まった頃に千ところにハクがやってきて「お父さんとお母さんに会わせてあげる」と連れ出します。様々な花が咲き乱れる油屋の庭を抜け、豚小屋で豚に変えられた両親に「きっと助ける」と告げた千は戻る途中でハクからおにぎりを受け取ります。疲れきった心にハクの優しさが染みたのか、あるいは緊張が緩んだのか、千は突然泣きだします。泣き終えた千は、現実世界で友達に貰っていたカードを見て自分の本当の名前が千尋だということを思い出します。しかし実はハクも名前を奪われていて、ハクは名前を思い出せないそうです。なのでハクは絶対に千に本当の名前を忘れないよう諌めました。


その後油屋で働く千は様々な困難に遭遇するようになりますが、その困難を乗り越えていくうちに千自身も成長していき、最終的にはハクの名前を思い出させる事ができ、両親も助けられて無事元の世界に帰っていった。


という感じになります。最後の方だいぶ省略しちゃいましたがまあその辺は各自で観ていただければなと笑


特に元祖壁ドンシーンとおにぎりシーンとハクの名前を思い出させるシーンは個人的にとてもお気に入りのシーンです。何回観ても見飽きません。


さて、感想の方なのですが、大きく分けて以下の二点になります。

千尋の成長

考えさせられるストーリー


まず千尋の成長なのですが、これはもう本当に、あれだけ何に対しても拒絶反応起こしかけてた様な子がほんの数日でよくもまああそこまで大人びれたものだと。正直精神年齢なら負けてる自信があります。

誰かに守られるだけでは何も得られない、何かを守る立場になって全力になるからこそ知識や経験は得られるのだと、そう感じました。現に映画の序盤で車に乗ってる千尋と、終盤銭婆のところへ向かう電車の中千尋とで明らかに顔つきが変わっているのが分かります。


次に、考えさせられるストーリーという感想なのですが、これはもう考えさせられることが多いのでまとめきれませんが、例えば両親が豚に変えられるシーンでは、物事に関して楽観視していてはいつか痛い目をみることを学べますし、他にも湯婆婆に名前を奪われるところなんかも、本名を軽視しがちな日本人にとっては色々と思い直させられるシーンだなぁなんて思えます。

それに、ネットに上がってる制作秘話や都市伝説なんかを調べるとその度に色々と考えさせられたり、新しい発見をすることが出来ます。

例えば、有名所の都市伝説で言えば「火垂るの墓」の節子がでてくるとか、「耳をすませば」の中で原作がでてきているとかがありますね。この辺の情報を見た時別の意味で感動しました。



と、まあこんな感じで、普段何となくで観てる映画でも、見方を変えるだけで色々な発見ができるので、このブログではそういった発見を手助けできればなと考えています。まあ私が選ぶ映画のジャンルに偏りがあるとは思いますがその辺はご愛嬌ということで笑


余談ですがこの歳になっても主題歌の「いつも何度でも」が流れる度に涙腺が緩みます。いやーホント歌が合いすぎてて。

あとこの記事見返してて思ったのが感想とかよりあらすじの方が長くなってるんですよね…次回からもう少しあらすじ簡潔にできるよう頑張ります…


ということで今回はこの辺で。御拝読ありがとうございました。



〜参考文献〜

千と千尋の神隠し Wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/千と千尋の神隠し